小学生の時の記憶~中耳炎
私は毎日叩かれるたびに泣いていて、そのせいか、長いこと中耳炎を患っていた。
病院に行ったきっかけは覚えていないが、健康診断でひっかかったのだろうか。
初めて耳鼻科に行った日、当時小学1、2年生くらいだった私は、どういうわけか医者の鼻を見るための器具が怖くて、病院でずっと泣いていた。
最終的には医者に匙を投げられ、大学病院を紹介されることになった。
母は、「あなたがちゃんと診察を受けないから、病院代が高くなっちゃったじゃないの!」と怒った。
その後、何年も大学病院に通うことになるのだが、このことは何度も何度も蒸し返された。
小学2年生の時、耳がとても痛くて、ずっと「痛い」と言っていた日があった。
ちょうど問題集「最レベ」を使って母親にマンツーマンの指導を受けていた時に痛み出したので、「勉強したくないからってそんな言い訳をして!」と怒られた。
次の日病院に行ったところ、「中耳が腫れている」と診断されたが、母から謝罪はなかった。
中耳炎の治療で病院へ行ったある時、最後に口の吸引をするように言われた。
私は吸引のマスクが怖くて、拒み続けた。
結局、吸引はしなかったのだが、母は「カルテに書いてあるから治療費取られたじゃない!」とずっと怒っていた。
その日の夜、家にあった吸引の機械(マスクはなく、吹き出し口に口を近づけるもの)に口を近づけていたら、母は「病院でやらなかったのにここでそんなことやらないで!」と怒鳴っていた。
一度した失敗に挽回の機会はないのだ。
中耳炎が完治したのは、小学5年生くらいだった。
これも泣いていたせいかわからないが、私は常に鼻が詰まっていて、口呼吸をしていた。
未だに鼻呼吸が苦手で、それが原因なのかわからないが、虫歯も多い。
非常に困っていることの1つだ。