あの頃のわたしへ

児童虐待は絶対に許されません。サバイバーとして、親にされてきたことを書いています。当事者が「自分の状況はおかしい」と考えるきっかけになれば嬉しいです。

このブログを始めるにあたって

私は実家を出た成人です。自分で生計を立てています。
精神的な病気にはかかっていないと思います。

 

私は、小さいころから家を出るまで、
毎日、父親に頭を叩かれ、物を壊され、暴言を受けていました。
父親は、これは「しつけ」だと、「叩いている方も痛いんだ」と言い、
母親は、最終的に「あなたが大人になりなさい」と言いました。

 

私が子どもだった当時、今ほど児童虐待は広く認識されておらず、
虐待は「死んでしまうような酷い扱いを受けている」ことでした。
私は、この毎日がおかしいことにも気づきませんでした。

 

私は、自分のような子どもを増やしたくありません。

 

「虐待」というと大げさかもしれませんが、
あえて、虐待を受けていたと言わせていただきます。

 

児童虐待をなくすために、サバイバーである私に何ができるのか、
ずっと考えていますが、なかなか見つかりません。

 

一方で、私はまだ完全に立ち上がれていません。
自分に害を加えた親や、助けてくれなかった社会に対する怒りを持っています。
その怒りが、日常生活に支障をきたしていることも自覚しています。

 

そこで、自分が当時何をされていたか、
どういう状況だったか発信したいと思いました。
はじめは、なにか作品にしようかと思いましたが、
三日坊主の私にはなかなか難しいことでした。

 

そこで、まず、言葉で表そうと思い、このブログを立ち上げました。

 

虐待を受けている/受けていた方の中には、
「こんなのは生ぬるい」と思う人もいるかもしれません。
報道されるのは、酷い事件ばかりです。

 

ですが、私は、虐待に「重い」も「軽い」もないと思っています。
「軽い」と思っている/思っていた人が、声を上げ、
助けを求められるようにしていきたい。

 

私がこのブログを書くことで、
苦しい状況に置かれている/置かれていた人が、
「自分の環境がおかしい」と気付くきっかけになれば嬉しいです。

 

私が自分の状況に気付いたきっかけ(別の記事に飛びます)