あの頃のわたしへ

児童虐待は絶対に許されません。サバイバーとして、親にされてきたことを書いています。当事者が「自分の状況はおかしい」と考えるきっかけになれば嬉しいです。

幼稚園の時の記憶

私には昔の記憶はほとんどないのだが、覚えている限りでは、幼稚園に通っている頃から父親に頭を叩かれていた。

 

怒られる内容は、大体「片付けをしていない」ことだった。
実家を出るまで、「片付け」についてはほぼ毎日怒られ、頭を叩かれたり、「家を出ていけ」などの経済的立場を利用した暴言を受けていた。
後に、父は「昔は叩いていなかった、何度言っても聞かないから叩くんだ!」と何度も言っていたが、その「昔」とやらは記憶にない。


幼稚園年長のころ、よく覚えていないのだが、何かをして、クラスメイトと2人で先生に怒られたことがあった。
先生は「何もしないから来なさい」と言ったが、私は信用できなくて、ずっと先生から距離を取っていた。


私の父は、「怒ったりしないからこっちにこい」とニコニコしながら呼びつけ、そばに来るなり怒って叩く、だまし討ちのようなことを少なくない頻度でやっていた。

 

クラスメイトはすぐに先生のところに行ったが、私はいつまでも先生のところに行くことはできなかった。
最終的に先生は私のところにやってきて、私の頬を叩き、「なんで言われてすぐに来ないの!」と怒った。

 

私は何もしないからという言葉を信用していない。